ストレスを感じていなくても受けている

最近、読んでいる

「脳はなにかと言い訳する」という本に

興味深いことが書いてある項目があった。

今後の整体の施術のヒントになるかなと思うから、

備忘録の目的で書いておきます。

 

「ストレス」

ストレスを感じていないつもりでも、

体は強いストレスを受けていて、

知らないうちにやっかいな疾患に陥ることもあるし、

ストレスを訴えてばかりいる人が

案外ストレスに強かったりすることもある。

ストレスに対する体の反応は

「視床下部」や「下垂体」、「副腎」を軸にして

全身の連鎖応答で生じる。

肥満や食欲不振、うつ症状を引き起こし、

ひどい場合には神経細胞を殺してしまう。

「スポーツでストレスを解消をする」などとよく言いますが、

スポーツを一時間やってストレスを解消したとしても、

残りの二十三時間はやはりストレスを感じているわけです。

この意味では、ストレス解消になっているとは考えにくい。

つまり重要なことは、

ストレス解消するかどうかではなく、

解消する方法を持っていると思っているかどうかです。

脳はなにかと言い訳する

 池谷裕二 著
「脳はなにかと言い訳する」より